“ポケモンカード”約300枚盗まれる 東京 豊島区 トレカ販売店

10日の未明、東京 豊島区のトレーディングカードの販売店で、人気アニメ「ポケットモンスター」のカードおよそ300枚が盗まれる被害がありました。店の防犯カメラには忍び込んだ2人組がショーケースをたたき割ってカードを盗む様子が捉えられていました。

警視庁によりますと、10日午前2時半ごろ、東京 豊島区東池袋のトレーディングカードの販売店「トレカハイライト池袋」で、侵入を知らせる装置が作動し、警備会社から通報を受けた警察官が駆けつけたところ、店内のショーケースが割られていたということです。

店の防犯カメラには、覆面姿の2人組がショーケースのガラスをハンマーのようなものでたたき割って、中にあったカードを次々とバッグに入れる様子が捉えられていました。

2人組が店内に滞在していたのは2分に満たない短い時間だったとみられます。

店によりますと、盗まれたのは人気アニメ「ポケットモンスター」のカードおよそ300枚で、被害額は2000万円にのぼるということです。

「トレカハイライト池袋」の池谷碧代表は「連絡を受けて店に駆けつけたらカードがなくなっていて、頭が真っ白になった。高価なカードは金庫に入れていたが、入りきらずにショーケースに置いていたものもあった。多くの人からの励ましもあるので、一日も早く店を再開したい」と話していました。

店内の防犯カメラの映像には

店の中に設置された防犯カメラの映像には、覆面姿の1人がショーケースのガラスをハンマーのようなものでたたき割ると、中にあったカードを次々とバッグに入れる様子がうつっています。

さらに、別のもう1人が何かをバッグに入れる様子も確認できます。

この間、侵入を検知した警備会社が遠隔で「直ちに犯行を中止しなさい」と呼びかけますが、応じる様子はみられませんでした。

映像には、「もう1分です」とか「急げ」という声も記録されていました。