大谷翔平 “7億ドル契約 約97%後払いの見込みに” 米メディア

大リーグ、ドジャースへの入団を発表した大谷翔平選手について、アメリカのメディアは11日、大谷選手の10年総額7億ドルの契約のおよそ97%が契約終了後の後払いになる見込みだと伝えました。大谷選手が受け取るのは毎年200万ドル、日本円でおよそ2億9000万円になるということで、大谷選手の希望でチームの年俸総額を大幅に抑えるための異例の方式が実現したということです。

大谷選手の契約については10年総額で7億ドル、日本円でおよそ1015億円を超えると大谷選手の代理人事務所が発表していますが、アメリカのメディアは11日、この契約のおよそ97%にあたる6億8000万ドルが契約終了後の後払いになる見込みだと伝えました。

大谷選手が今後10年間のドジャース在籍中に受け取るのは年俸7000万ドルのうち毎年200万ドル、日本円でおよそ2億9000万円になるということで、受取額は今シーズンの年俸3000万ドルと比べると大幅に下がります。

その一方で、残りの総額6億8000万ドルについては、契約終了後の2034年から10年間かけて無利子で支払われるということです。

高額な年俸の選手を多く抱えるドジャースの中でも群を抜いて高額な大谷選手が、その大半を後払いにすることでチームは今後10年の年俸総額を大幅に抑え、さらなる有力選手の補強が可能になるというメリットがあります。

この支払い方法は、自身初のプレーオフ進出とワールドシリーズ優勝を目指す大谷選手からの提案で実現したということで、アメリカのメディアは「大谷の勝ちたいという意志が強く反映された契約だ」などと驚きをもって伝えています。