首相 内閣改造や党役員人事「適切なタイミングで適切に対応」

自民党安倍派の政治資金パーティーをめぐる問題で、岸田総理大臣は、安倍派の政権幹部らを交代させるために検討している人事の規模や時期について「適切なタイミングで適切に対応を考えたい」と述べました。

岸田総理大臣は、自民党安倍派の政治資金パーティーをめぐる問題に関し、11日午前9時前、総理大臣官邸に入る際、記者団の取材に応じました。

この中で岸田総理大臣は「自民党の政策集団の政治資金に関して、国民の中に疑念が広がっていることを深刻に受け止め、危機感を持っている」と述べました。

そして、安倍派の政権幹部らを交代させるために検討している人事の規模や時期について「状況を把握しながら、国民の信頼回復のため、そして国政に遅滞を生じさせないために適切なタイミングで適切に対応を考えていきたいと思っている。今の時点ではそれ以上申し上げることはない」と述べました。

松野官房長官「職責を果たしていく」

松野官房長官は午前9時すぎ、総理大臣官邸に入る際、記者団から自身の進退について聞かれ「今までと同様に職責を果たしていくということだ」と述べました。

また、人事に関して岸田総理大臣から話があったかどうか問われ「ない」と述べました。