沖縄 尖閣沖 領海侵入の中国海警局の船2隻 いずれも領海出る

9日から10日にかけて、沖縄県の尖閣諸島の沖合で日本の漁船の動きに合わせて領海に侵入した中国海警局の船2隻は10日正午すぎ、いずれも領海を出ました。海上保安本部は再び領海に入らないよう、警告と監視を続けています。

第11管区海上保安本部によりますと、9日午前10時50分すぎ、尖閣諸島の南小島の沖合で、中国海警局の船2隻が、日本の漁船1隻の動きに合わせるように相次いで日本の領海に侵入しました。

海警局の船は、最大でおよそ25時間にわたって領海を航行したあと、漁船が領海から出たのに合わせるように10日正午すぎにいずれも領海を出ました。

海上保安本部は再び領海に入らないよう警告と監視を続けています。

尖閣諸島の沖合で中国海警局の船が日本の領海に侵入するのが確認されたのは先月28日以来で、ことし33件目です。