科学・文化

東京 三鷹 太宰治ゆかりの「こ線橋」閉鎖 多くの人が惜別

作家の太宰治が好んで訪れた東京 三鷹市のJR中央線のこ線橋が10日で閉鎖されました。橋を埋め尽くすほど多くの地元の人たちなどが訪れ、別れを惜しんでいました。

JR三鷹駅の300メートルほど西側にあるこのこ線橋は、94年前の昭和4年に建設され、地元の人たちや鉄道ファンなどから愛されたほか、三鷹市で晩年を過ごした作家の太宰治がたびたび訪れ、橋の上からの景色が小説に登場するなど、ゆかりの場所としても知られています。

老朽化が進み、JR東日本が撤去作業を始めることから10日が一般の人が通れる最終日となり、別れを惜しむ大勢の市民や鉄道ファンが訪れ入場規制も行われました。

夕方には橋の上を埋め尽くすほどになり、夕日が沈む風景を写真に納めたり電車に手を振ったりするなどして最後の瞬間を過ごしていました。

三鷹市に住む50代の父親は「生まれてからずっとお世話になっている橋で、友達の家に行くために渡ったことなど思い出は数え切れない。なくなるのはさみしい気持ちです」と話していました。

また、10歳の娘は「保育園のときに散歩で渡りました。最後にきれいな写真が撮れてよかったです」と話していました。

市は、太宰が写真を撮った階段の一部は保存するほか、今月15日から3日間、事前に申し込んだ人を対象に特別に渡り納めのイベントを行うことにしています。

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