尖閣沖 中国海警局の船2隻相次いで領海侵入 海保が警告続ける

9日午前、沖縄県の尖閣諸島の沖合で中国海警局の船2隻が相次いで日本の領海に侵入し、海上保安本部は直ちに領海から出るよう警告を続けています。

第11管区海上保安本部によりますと、日本の領海のすぐ外側にある接続水域を航行していた中国海警局の船2隻が尖閣諸島の南小島の沖合で、9日午前10時50分すぎ、相次いで領海に侵入しました。

午前11時現在、1隻は南小島の南南東およそ21キロの領海内を西北西向けに、もう1隻は南小島の南南西およそ20キロの領海内を北向けに航行しているということです。

海上保安本部は領海から出るよう警告を続けています。

尖閣諸島の沖合で中国海警局の船が日本の領海に侵入するのが確認されたのは11月28日以来で、ことしに入って33件目です。