東京 豊島区 店舗兼住宅で火事1人死亡 居住者の男性連絡取れず

8日夜、東京・豊島区の東京メトロ・千川駅近くで店舗兼住宅が全焼する火事があり、焼け跡から1人が遺体で見つかりました。この住宅で暮らす男性と連絡がとれないということで、警視庁が身元の確認を急ぐとともに詳しい状況を調べています。

8日午後9時半すぎ、豊島区要町の2階建ての店舗兼住宅から火が出ていると消防などに通報がありました。

消防車など30台が出て消火にあたり、火はおよそ4時間後にほぼ消し止められましたが、この火事で店舗兼住宅が全焼したほか、隣接する住宅の壁などが焼けたということです。

店舗兼住宅の1階から性別不明の遺体が見つかりました。

この住宅に暮らす60代の男性と連絡がとれないということで、警視庁が身元の確認を進めるとともに詳しい状況を調べています。

現場は東京メトロ・千川駅近くの住宅や商店が建ち並ぶ地域です。

撮影したNHK職員「激しく燃えていた 騒然とした様子」

この火事をNHKの職員が撮影した映像では2階建ての建物が激しく燃え、黒い煙が立ちのぼっていました。炎は高く燃え上がり、近くの電線にも一部燃え移って、火花が出ていました。

撮影した職員は「駅前の商店や住宅が建ち並ぶ一角で、建物が激しく燃えていて、消防が消火活動に当たっていました。周囲には『バチバチ』と火花が散る音が響き、人も集まってきていて、騒然とした様子でした」と話していました。