岸田首相 マーシャル諸島大統領と会談 原発処理水 対話継続を

岸田総理大臣は日本を訪れている太平洋島しょ国、マーシャル諸島のカブア大統領と会談し、東京電力福島第一原発の処理水について、放出が計画どおり安全に行われていると説明し、今後も科学的根拠に基づき対話を継続していくことを確認しました。

会談は8日午後6時すぎからおよそ25分間、総理大臣官邸で行われました。

この中で岸田総理大臣は福島第一原発の処理水放出について、IAEA=国際原子力機関の継続的な関与のもとでのモニタリングを通じ、放出が計画どおり安全に行われていることを説明したうえで、今後も高い透明性を確保しつつ、情報を共有していく考えを伝えました。

そして、両首脳は科学的根拠に基づき、対話を継続していくことを確認しました。

また、会談では覇権主義的な動きを強める中国を念頭に、「自由で開かれたインド太平洋」の実現の重要性を確認し、引き続き、両国で協力していくことでも一致しました。