米軍のドローン 訓練中行方不明に 静岡 陸自 東富士演習場

静岡県にある陸上自衛隊の東富士演習場で、7日に操縦訓練中だったアメリカ軍の幅およそ3メートルのドローンが行方不明になりました。被害は確認されていませんが、防衛省は、強風によって演習場の外に飛び出したおそれがあるとして、アメリカ軍と連絡をとって詳しい状況を確認しています。

防衛省南関東防衛局によりますと、7日午前10時ごろ、静岡県御殿場市などに位置する陸上自衛隊の東富士演習場で、操縦訓練中だったアメリカ軍のドローンの行方がわからなくなったということです。

ドローンは、全長およそ1.4メートル、幅およそ2.8メートル、重さがおよそ7キロあります。

機体を見失ったのは、御殿場市の富士平原ゴルフ場付近で、今のところ、人や建物などへの被害は確認されていませんが、強風によって演習場の外に飛び出したおそれがあるということです。

アメリカ軍から防衛省に情報が伝えられたのは、7日夜だったということです。

南関東防衛局は、アメリカ軍と連絡を取り詳しい状況を確認しています。

地元の御殿場市の勝又正美市長は「オスプレイの事故に続いて、このようなことが発生したことは誠に遺憾だ。絶対に起きてはならないことで、原因究明と安全管理の徹底を防衛省に改めて申し入れた」とコメントしています。