高校授業料の実質無償化 “全国でも” 東京都が国に要望

来年度から高校授業料の実質無償化に向けて調整を進めている東京都は、全国でも同様の取り組みを行うよう国に対して要望しました。

子育て支援を充実させるため都は、来年度から都内の高校の授業料について、現在、設けられている補助の対象となる所得制限を撤廃し、私立と都立ともに実質無償化する方向で調整を進めています。

こうした中、都は、親の所得によって学校選択が左右されないように所得制限の撤廃などで高校に加えて、大学の授業料も無償化する取り組みを全国的に行うことを8日、国に要望しました。

このほか、都は、都内の小中学校の給食費についても支援する考えですが、これについても全国的に無償化するよう国に求めたということです。

都の担当者は「いずれも本来、国の責任でやるべきことだと考えて要望した」と話しています。