バイデン大統領次男起訴 所得税を故意に支払わないなど9件の罪

アメリカのバイデン大統領の次男、ハンター・バイデン氏が所得税を故意に支払わなかったなどとして9件の罪で起訴されました。ハンター氏は、これまでに薬物を使用していないと虚偽の申告をしたうえで銃を不法に購入した罪などでも起訴されていて、一連の裁判が再選を目指すバイデン大統領への選挙戦に影響を与えるのか注目されます。

アメリカ西部カリフォルニア州の連邦大陪審は7日、バイデン大統領の次男のハンター・バイデン氏について、2016年から2019年にかけて所得税を故意に支払わなかったほか、虚偽の税申告を行ったなどとして合わせて9件の連邦税法違反の罪で起訴しました。

起訴状の中で検察側は、ハンター氏が4年にわたり少なくとも140万ドル以上の所得税を支払わなかったとする一方、「薬物や高級ホテル、外国車など税金以外のあらゆるものに散財していた」と指摘しています。

検察側は、ハンター氏について同じ頃に700万ドル以上の収入があったとしています。

ハンター氏を巡っては、これまでに薬物を使用していないと虚偽の申告をしたうえで銃を不法に購入した罪などでも起訴されていますが、ハンター氏は無罪を主張しています。

一連の裁判が再選を目指すバイデン大統領の選挙戦に影響を与えるのか注目されます。