大谷翔平の去就 大きな動きなく ウインターミーティングは閉幕

大リーグのウインターミーティングは7日、前日までにすべての公式行事を終え、閉幕を迎えました。移籍市場の山場と位置づけられている会合でしたが、去就が注目される大谷翔平選手に大きな動きはありませんでした。

テネシー州ナッシュビルのリゾートホテルで開かれたウインターミーティングは最終日の7日、前日までにすべての公式行事が終了したこともあり、会場では撤収作業が進められました。

多くの球団関係者が帰路につく中、ホテルに残って交渉を続けていると見られる球団もあり、6日の夜には今シーズン35本のホームランを打ったパドレスのソト選手が、あわせて7人が絡む大型トレードでヤンキースに移籍するなど動きがありました。

しかし、ことしのウインターミーティングの最大の関心事だった大谷選手の去就に関しては代理人のネズ・バレロ氏が会場に訪れることはなく、大きな進展は見られませんでした。

今後の見通しについてアメリカのメディアは「今週末にも大谷選手が決断するのではないか」と伝えていますが、球団関係者の間では大谷選手の去就が決まらないことでこのオフの移籍市場全体が停滞するという懸念も根強く残っています。

ことしはプロ野球のオリックスから大リーグ移籍を目指す山本由伸投手にも大谷選手に次ぐ高い関心が寄せられるなど、日本選手にスポットライトが当たり続けましたが、いずれも移籍交渉の山場と言われるウインターミーティングの期間中に去就が決まることはありませんでした。