サッカー日本代表 元日の強化試合メンバー 上田綺世ら23人選出

1月1日の元日に国立競技場で行われるサッカー日本代表のタイとの強化試合のメンバーが発表され、先月のワールドカップアジア2次予選で2試合で5得点を挙げた上田綺世選手など23人が選ばれました。

※記事後半では23人を一覧で紹介しています。

世界ランキング17位の日本は、1月1日の元日に、3大会ぶりの優勝を目指すアジアカップ前の最後の強化試合として世界113位のタイと対戦します。

7日、東京都内で日本代表の森保一監督が記者会見し、メンバー23人を発表しました。

この中では
▽先月のワールドカップアジア2次予選で2試合で5得点を挙げたオランダ1部リーグ、フェイエノールトの上田選手
▽ドイツ1部リーグ、フライブルクの堂安律選手などが選ばれました。

また、けがのため先月のアジア2次予選でメンバーを外れた
▽ドイツ1部リーグ、メンヘングラートバッハの板倉滉選手
▽フランス1部リーグ、スタッドランスの中村敬斗選手 
が代表に復帰しました。

このほか、
▽J1 FC東京の野澤大志ブランドン選手
▽ベルギー1部リーグ、シントトロイデンの伊藤涼太郎選手
が初めて選ばれました。

日本代表が元日に試合を行うのは初めてです。

日本とタイの試合は午後2時から行われ、NHKは総合テレビで中継するほか、NHKプラスでも配信します。

森保監督「1年のいいスタートと喜んでもらえる試合に」

森保一監督は、日本代表として初めて元日に行う試合に向けて「勝利を目指すし、選手たちの頑張る姿を皆さんに見てもらい、『1年のいいスタートとなった』と喜んでもらえるような試合をしたい」と意気込みを話しました。

また、この試合は、来月中旬から始まるアジアカップ前最後の実戦となりますが、「アジアカップに選出することになる選手も、けがや体調不良など何があるかわからない。今回の試合はアジアカップ、その後のワールドカップ2次予選につながる貴重なもので、可能なかぎり戦力の底上げをしていきたい。この試合のパフォーマンスを見て、最終的にアジアカップのメンバーを決めていきたい」と話していました。

一方、対戦するタイ代表を率いる石井正忠監督については、J1 鹿島アントラーズの監督としてリーグ優勝の経験があることを踏まえ「選手たちの個々のよさを発揮させながら、組織として戦うチーム作りができる監督だと思う。われわれのことを知っているので、対策を練って試合に臨んでくると思うし、非常に難しい試合になる」と話し、気を引き締めていました。

《強化試合 日本代表メンバー23人》

タイとの強化試合に臨む日本代表のメンバー23人です。

【ゴールキーパー 3人】
▽J1、ヴィッセル神戸の前川黛也選手(29)
▽ベルギー1部リーグ、シントトロイデンの鈴木彩艶選手(21)
▽J1、FC東京の野澤大志ブランドン選手(20)

【ディフェンダー 8人】
▽カタールリーグ、アルラヤンの谷口彰悟選手(32)
▽ドイツ1部リーグ、メンヘングラートバッハの板倉滉選手(26)
▽J1、名古屋グランパスの森下龍矢選手(26)
▽ベルギー1部リーグ、サンジロワーズの町田浩樹選手(26)
▽J1、セレッソ大阪の毎熊晟矢選手(26)
▽ドイツ1部リーグ、シュツットガルトの伊藤洋輝選手(24)
▽オランダ1部リーグ、AZアルクマールの菅原由勢選手(23)
▽J1、名古屋グランパスの藤井陽也選手(22)

【ミッドフィールダーとフォワード 計12人】
▽フランス1部リーグ、スタッドランスの伊東純也選手(30)
▽ドイツ1部リーグ、ボーフムの浅野拓磨選手(29)
▽フランス1部リーグ、モナコの南野拓実選手(28)
▽ベルギー1部リーグ、シントトロイデンの伊藤涼太郎選手(25)
▽ドイツ1部リーグ、フライブルクの堂安律選手(25)
▽オランダ1部リーグ、フェイエノールトの上田綺世選手(25)
▽ドイツ2部リーグ、デュッセルドルフの田中碧選手(25)
▽ドイツ2部リーグ、ニュルンベルクの奥抜侃志選手(24)
▽J1、サンフレッチェ広島の川村拓夢選手(24)
▽フランス1部リーグ、スタッドランスの中村敬斗選手(23)
▽J1、鹿島アントラーズの佐野海舟選手(22)
▽J1、柏レイソルの細谷真大選手(22)