北朝鮮 “軍事衛星のポスター作成” 弾道ミサイルとセットも

北朝鮮は、先月打ち上げた軍事偵察衛星のポスターを作成したと発表しました。弾道ミサイルと衛星がセットで描かれたものもあり、敵の動向を常に把握し、攻撃できる能力を備えたと主張しています。

7日付けの北朝鮮の朝鮮労働党機関紙「労働新聞」は、先月21日に打ち上げに初めて成功したと発表した軍事偵察衛星「マルリギョン(万里鏡)1号」のポスターを作成したと伝えました。

作成されたのは6種類で、NATAと書かれた国家航空宇宙技術総局のロゴや、新型ロケットの名前の由来となった伝説の馬がデザインされたロケットが上昇する様子が描かれています。

また、新型のICBM=大陸間弾道ミサイル級の「火星18型」などのミサイルと衛星がセットで描かれたものもあり、「万里を見下ろす『目』と万里をたたく強力な『拳』」とハングルで記されています。

このポスターはアメリカ本土や日本、それにアメリカ軍の基地があるハワイなどを上空から撮影しているように描かれていて、敵の動向を常に把握し、攻撃できる能力を備えたと主張しています。

北朝鮮は偵察衛星について、今月から運用を開始し来年の打ち上げ計画については今月下旬に決定すると予告していて、日米韓3か国は衛星の性能などを慎重に分析しています。