行く先は「おなら」!? 約30年 道路標識に誤り 北海道 小樽

北海道小樽市の市道に設置されている道路標識で、およそ30年にわたって、英語で「港」と表記すべきところが、スペルを誤って「おなら」という意味の表記になっていたことがわかりました。市は、7日に修正作業を行い、正しく改めることにしています。

誤って英語表記されていたのは、小樽市の市道「赤岩横断道線」に設置されている、小樽港などの方向を示す道路標識です。

小樽港の「港」の部分の英単語のスペルで、正しくは「port」と表記すべきところを、英語のスラングで「おなら」などを意味する「poot」と表記していました。

この道路標識は小樽市がおよそ30年前の平成4年度に設置し、ことし10月、市民からの問い合わせがあり、誤りに気付いたということです。

小樽市によりますと、設置当時の詳しい記録が残っていないため、どのようないきさつで表記を誤ったのかはわからないということで、市は7日に修正作業を行い、正しい表記に改めることにしています。

近くを通りかかった小樽市の80代の女性は「英語はよくわからないので全然気が付かなかった。間違いに気付いている人は周りにもいなかった」と話していました。

小樽市は「誤った表記で不快な思いをした人もいるかもしれないと反省しています。小樽には海外からの観光客も多く訪れるので、表記物を作る際には間違いがないよう注意したい」とコメントしています。