山口組トップに特殊詐欺裁判で2600万円余の賠償命令 東京地裁

特殊詐欺で金をだまし取られたとして80代の男女3人が指定暴力団・山口組のトップに賠償を求めた裁判で、東京地方裁判所は2600万円余りの賠償を命じる判決を言い渡しました。

関東地方に住む80代の男女3人は、指定暴力団・山口組系の組員らに親族などになりすました特殊詐欺で金をだまし取られたとして、暴力団対策法に基づき山口組のトップ、司忍こと篠田建市組長に対する訴えを起こし、慰謝料などを求めていました。

5日の判決で、東京地方裁判所の武部知子裁判長は「特殊詐欺グループの1人は山口組系の暴力団員で、受け子らを統制し、特殊詐欺を行ったと認められる。暴力団の威力を利用して行われたものだ」として、原告の請求どおり合わせて2600万円余りの賠償を支払うよう篠田組長に命じました。

原告の弁護団によりますと、特殊詐欺の被害者が暴力団のトップを訴える裁判は複数ありますが、山口組のトップに賠償を命じた判決は初めてだということです。

篠田組長側は不服として控訴しました。