社会

吉野ヶ里遺跡 “謎のエリア”から 国内最古級とみられる遺物

佐賀県の吉野ヶ里遺跡で、弥生時代中期の青銅器の製造に使われた鋳型など国内最古級とみられる3点の遺物が見つかりました。

佐賀県の吉野ヶ里遺跡では去年から、これまで手付かずだった、いわゆる「謎のエリア」の発掘調査が行われ、ことし春、弥生時代後期の有力者のものとみられる石の墓、石棺墓が出土しました。

県は4日に、記者会見で、このエリアから、ことし9月から10月にかけて、いずれも青銅器の製造に関連するとみられる
▽剣と矛の鋳造に使われる石の鋳型
▽剣を鋳造する石の鋳型
それに、
▽高温で溶かした青銅を一時的に入れておく土器の、
3点が新たに見つかったことを明らかにしました。

いずれも弥生時代中期のもので、国内では最古級とみられるということです。

このうち剣と矛の鋳造に使われた鋳型は、当時、青銅器鋳造の先進地だった朝鮮半島で鋳型に使われていた「蛇紋岩」でできていて、この材質の鋳型が吉野ヶ里遺跡で発見されたのは初めてです。

佐賀県文化財保護・活用室の白木原宜室長は「『謎のエリア』にふさわしく、いろいろなものが出てきた。吉野ヶ里遺跡が、当時の最先端技術である青銅鋳造技術を取り入れていたことが改めて認識された」と話していました。

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