“ライドシェア”めぐりタクシー会社の団体「慎重な検討必要」

「ライドシェア」導入に向けて小泉元環境大臣らが発足させた超党派の勉強会がヒアリングを行い、タクシー会社で作る団体の会長は、導入ありきでなく慎重な検討が必要だと主張しました。

一般のドライバーが自家用車を使って有料で人を運ぶ「ライドシェア」の導入に向けて、自民党の小泉元環境大臣らが発足させた超党派の勉強会は、4日の国会内でヒアリングを行い、「全国ハイヤー・タクシー連合会」の川鍋一朗会長らが意見を述べました。

この中で、川鍋会長は「タクシーやバスの運転に必要な、2種免許を取得するための規制緩和を行うことを優先すべきだ」と述べたうえで、「ライドシェア」は、導入ありきでなく慎重な検討が必要だと主張しました。

会合のあと、小泉氏は「タクシー対『ライドシェア』ではなく、両方を選択できる社会にしたいという思いで、必ず溝は埋められると確信している。 今の国会の会期内に考え方を取りまとめたい」と述べました。