鈴木総務相 “NTT法改正案 来年の通常国会提出の方向で検討”

鈴木総務大臣は岸田総理大臣と会談し、自民党の作業チームの提言に沿って、NTTによる研究成果の公開義務を撤廃するNTT法の改正案を、来年の通常国会に提出する方向で検討したいという考えを伝えました。

NTT法について自民党の作業チームは先週、政府への提言をまとめ、公平な競争環境の整備を担保するなど必要な措置を講じしだい再来年の通常国会をめどに、NTT法を廃止し、それを前に来年は、国際競争力を強化するため、NTTによる研究成果の公開義務を撤廃する法改正を行うことを求めています。

これを受けて鈴木総務大臣は4日、総理大臣官邸を訪れて岸田総理大臣と会談し、研究成果の公開義務を撤廃するNTT法の改正案を来年の通常国会に提出する方向で検討したいという考えを伝えました。

これに対し岸田総理大臣は「さまざまな意見を聞いて丁寧に進めてほしい」と述べました。

会談のあと鈴木大臣は記者団に対し「まずはできることからやっていく。総務省の情報通信審議会での議論も踏まえながら検討を進めていきたい」と述べました。