東京 鳥インフル感染の野鳥1羽から高病原性ウイルスを検出

東京 千代田区で見つかり、鳥インフルエンザウイルスへの感染が確認された野鳥の「ノスリ」1羽について、そのあとの検査で感染力の強い高病原性のウイルスが検出されたことが分かりました。

先月28日、東京 千代田区で見つかった野鳥のノスリの死骸から鳥インフルエンザウイルスが検出されました。

都は4日、そのあとの国立環境研究所による詳しい検査で、感染力の強い高病原性の「H5亜型」のウイルスが検出されたと公表しました。

都によりますと、都内の野鳥で高病原性のウイルスが検出されるのは3例目で、これまでのところ、ほかの野鳥などへの感染は確認されていないということです。

都は感染している野鳥がいないかどうか調べるため、ノスリの死骸が見つかった場所の半径10キロに加え、都内23区でも野鳥の監視体制を強化するとしています。

都は「鳥インフルエンザウイルスは、感染した鳥との濃密な接触があった場合を除き人には感染しないと考えられています。同じ場所でたくさんの野鳥などが死んでいた場合は、都や近くの区市町村に連絡してほしい」と呼びかけています。