円相場 一時1ドル=146円台前半まで値上がり 9月以来の水準

週明け4日の東京外国為替市場は、アメリカの利上げが終結したという見方から円高ドル安が進み、円相場は一時、ことし9月以来の水準となる1ドル=146円台前半まで値上がりしました。

アメリカの利上げが終結したという見方を背景に、4日の東京市場では日米の金利差の縮小が意識されてドル売り円買いが進み、円相場は午前中に一時、1ドル=146円台前半をつけて、ことし9月以来の水準まで値上がりしました。

ただ、午後に入ってからは、いくぶん買い戻しの動きが出て、午後5時時点の円相場は、先週末と比べて1円33銭円高ドル安の1ドル=146円95~97銭でした。

また、ユーロに対しては、先週末と比べて2円5銭円高ユーロ安の1ユーロ=159円49~53銭でした。

ユーロはドルに対して1ユーロ=1.0853~55ドルでした。

市場関係者は「FRB=連邦準備制度理事会のパウエル議長が今月1日に行った講演での発言に加え、アメリカで発表された製造業の景況感を示す指標が市場予想を下回ったことがドル売り円買いにつながった。ただ、午前中に、146円台前半をつけたあとはドルを買い戻す動きも出て、午後はいくぶん円安方向に戻した」と話しています。