インド総選挙“前哨戦”の州議会選 3州で首相率いる与党が勝利

インドで、来年の総選挙の前哨戦として位置づけられた3つの州の議会選挙で、政権与党が過半数を獲得して勝利しました。3期目を目指すモディ首相率いる政権与党が支持を得ていることを示した形で、来年の総選挙に影響するのかが注目されています。

インドでは、来年行われる総選挙の前哨戦として位置づけられている、4つの州の議会選挙の投票が先月行われ、インドの選挙管理委員会が3日、開票結果を発表しました。

それによりますと、インド西部から中部にかけてのマディヤプラデシュ州、ラジャスタン州、チャッティスガル州で、モディ首相率いる政権与党のインド人民党が過半数を獲得して勝利しました。

3つの州は前回、2018年の州議会選挙でインド人民党が最大野党の国民会議派に敗れた州で、今回、インド人民党が支持を得ていることを示す形になりました。

モディ首相は、開票後「この結果は、経済成長の実績を国民が支持したもので、インドへの世界の信頼を高めるものだ」と演説し、総選挙への自信を示しました。

インドの総選挙は来年5月までに行われる予定で、今回の結果が来年の総選挙にどのように影響するのかが注目されています。