フィリピン諸島でM7.0の大地震 日本に被害の心配なし 気象庁

ハワイにある太平洋津波警報センターから気象庁に入った連絡によりますと、日本時間の4日午前4時50分ごろ、フィリピン諸島を震源とするマグニチュード7.0の大きな地震がありました。

気象庁によりますと、この地震で日本では北海道から沖縄にかけての太平洋側を中心に、早いところでは午前7時ごろから多少の潮位の変化があるかも知れませんが、被害の心配はないということです。

気象庁は、震源の近くで津波が発生するおそれがあるとして、周辺の各国に「北西太平洋津波情報」を発表しました。

フィリピンでは2日夜遅く、ミンダナオ島付近を震源とするマグニチュード7.7の大地震があり、九州から関東にかけての太平洋沿岸や奄美地方などにも津波が到達しました。

一方、USGS=アメリカの地質調査所によりますと、日本時間の4日午前4時49分ごろ、フィリピンのミンダナオ島付近を震源とする地震がありました。

震源の深さは30.5キロ、地震の規模を示すマグニチュードは6.9と推定されています。

また、NOAA=アメリカ海洋大気局は今のところ、この地震による津波のおそれはないとしています。