フィリピン 昨夜発生のM7.6の地震 現地では1人死亡 4人けが

フィリピン南部のミンダナオ島の沖合で2日に発生したマグニチュード7.6の大きな地震では、これまでに住民1人が死亡し、4人がけがをしました。震源地の近くでは3日夜にもマグニチュード6.6の地震が発生していて、フィリピン当局は住民に警戒を呼びかけています。

USGS=アメリカの地質調査所によりますと、フィリピン南部のミンダナオ島で2日夜、南スリガオ州の沖合を震源とするマグニチュード7.6の大きな地震が発生しました。

震源地に近い離島では64センチの津波を観測しましたが、今のところ大規模な津波の被害は確認されていないということです。

フィリピン当局は3日、この地震で北ダバオ州で妊婦1人が崩れた住宅の壁に挟まれて死亡したほか、あわせて4人がケガをしたと発表しました。

また、ミンダナオ島内の2つの橋が地震で損傷して通行止めとなっているほか、各地で停電が相次いだということです。

一方で、震源地付近では3日夜にもマグニチュード6.6の地震が発生するなど、地震が相次いでいて、フィリピン当局は住民に警戒を呼びかけています。