鹿児島 出水の養鶏場で鳥インフルエンザ 今季全国4例目

鹿児島県出水市の養鶏場で、ニワトリが死んでいるのが見つかり、遺伝子検査の結果、鳥インフルエンザウイルスが検出されました。県は、この養鶏場で飼育されているニワトリ、およそ2万3000羽の処分を始めました。

鹿児島県によりますと2日、出水市高尾野町の養鶏場で複数のニワトリが死んでいると通報があり、遺伝子検査を行った結果、高病原性の疑いがある「H5型」の鳥インフルエンザウイルスが検出されました。

このため、県は3日午前7時からこの養鶏場で飼育されているニワトリ、およそ2万3000羽の処分を始めました。

また、この養鶏場から半径3キロ以内を「移動制限区域」に指定し養鶏場などからニワトリや卵の移動を禁止するとともに、半径3キロから10キロ以内を「搬出制限区域」にしてその地域外への出荷を禁止する措置をとりました。

県によりますと制限の対象となる半径10キロ以内には合わせて83の養鶏場などがあり、485万羽余りのニワトリなどが飼育されているということです。

農林水産省によりますと、今シーズン、養鶏場で鳥インフルエンザの感染が確認されたのは全国で4例目です。