オスプレイ墜落 死亡が確認された乗員の身元明らかに

アメリカ軍の輸送機「オスプレイ」が鹿児島県の屋久島沖に墜落した事故で死亡が確認された乗員について、アメリカ空軍は、東京の横田基地に所属する24歳の隊員であることを明らかにしました。

先月29日、アメリカ空軍の輸送機「オスプレイ」が屋久島沖に墜落し乗員1人が死亡した事故では、乗員8人のうち残る7人の行方が分かっていません。

第10管区海上保安本部は、音波で海底を探知する装置で機体の一部の可能性がある反応が確認された屋久島空港の沖合の2か所で、2日、特殊救難隊による捜索を行ったほか、大型の無人機などを使って上空からの捜索も実施しましたが、依然、手がかりは得られていません。

この事故で亡くなった乗員1人について、アメリカ空軍の特殊作戦司令部は、東京の横田基地に所属するジェイコブ・M・ガリハー氏(24)だと明らかにしました。

ガリハー氏は、アメリカ東部、マサチューセッツ州出身で、2017年にアメリカ空軍に入隊したということです。

事故は、3日で発生から4日となり、第10管区海上保安本部は、引き続き、残る7人の乗員と機体の発見を急ぐことにしています。