岸田首相 COP28首脳級会合などへの出席終えUAEから帰国

中東のUAEを訪れていた岸田総理大臣は、国連の気候変動対策の会議、COP28の首脳級会合などへの出席を終え、日本に帰国しました。

岸田総理大臣はUAEのドバイで開かれたCOP28の首脳級会合に出席し、脱炭素社会の実現に向けて、今後、国内では温室効果ガスの排出削減対策が講じられていない石炭火力発電所の新規建設は行わない方針を表明しました。

また、世界の脱炭素化に貢献していくとして、12月、アジア太平洋地域で連携して対策を進めるための初めての首脳会合を開くことも説明しました。

岸田総理大臣は現地で記者団に対し「引き続きアジアを中心に、日本が金融力と技術力をしっかり発揮し、議論をリードしていく姿勢を示していきたい」と述べました。

一方、岸田総理大臣は会合に出席していたイスラエルのヘルツォグ大統領をはじめ、カタールやエジプト、トルコなどの首脳らと個別に会談し、ガザ地区の情勢をめぐり、事態の早期沈静化や人道状況の改善などについて意見を交わしました。

一連の日程を終えた岸田総理大臣は3日午後0時すぎに、政府専用機で羽田空港に到着しました。