来年のえと「辰」の大絵馬がお目見え 和歌山 熊野速玉大社

ことしも残すところ1か月となり、和歌山県新宮市にある世界遺産、熊野速玉大社では来年のえとの「辰」が描かれた大絵馬がお目見えしました。

熊野速玉大社では毎年、この時期になると来年のえとが描かれた大絵馬が拝殿に飾られます。

2日は、神社の神職5人ががりでことしのえと「うさぎ」の絵馬を拝殿の壁から取り外したあと、声を掛け合いながら新しい絵馬に掛け替えました。

高さおよそ1.5メートル、幅およそ2メートルの絵馬には、地球の全体を金色の竜が囲むように描かれていて、戦争や災害の被害が後を絶たないなか、美しい地球を守ることと、世界平和への願いが込められているということです。

絵馬を描いた熊野速玉大社の上野顯宮司は「新型コロナのほか、ことしは各地で紛争が起きていますが、地球を守り幸せにつながるようにと描きました。戦争や災害などの苦しみを乗り越えて、来年がよい年になるようお祈りしたいです」と話していました。