走行中の大型トラックからタイヤ外れ 男性作業員死亡 青森

1日、青森県八戸市の八戸自動車道で、走行中の大型トラックからタイヤが外れて道路脇で作業をしていた男性にぶつかりました。男性は、搬送先の病院で死亡が確認され、警察が事故の詳しい状況を調べています。

1日午後4時前、青森県八戸市の八戸自動車道の下り線で、走行中の大型トラックから後輪の左側のタイヤ2本が外れ、道路脇で作業をしていた八戸市東白山台の会社員、木村泰輔さん(32)にぶつかりました。

木村さんはタイヤに跳ね飛ばされて意識がない状態で市内の病院に搬送されましたが、首の骨を折るなどしていておよそ3時間後に死亡が確認されました。

警察によりますと事故当時、道路脇では雪を防ぐ柵の設置が行われていて木村さんは通行する車に注意を呼びかける作業をしていたということです。

また、同じ作業をしていた63歳の男性がタイヤに跳ね飛ばされた木村さんにぶつかり軽いけがをしたということです。

警察はトラックを運転していた60歳の男性から話を聞くなどして事故の詳しい状況を調べています。

この事故について青森市内の運送会社はNHKの取材に対し、所有するトラックが事故を起こしたとした上で、「事実確認のため情報収集に努めている。申し訳ない気持ちでいっぱいだ」とコメントしています。