高校野球“ビデオ判定導入するか議論中”高野連会長が明らかに

高野連=日本高校野球連盟の寶馨会長は高校野球で、映像による判定の導入について、議論していることを明らかにしました。

映像による判定は日本のプロ野球では、アウトやセーフの判定などでリプレー検証として行われていますが、高校野球では現在は導入されていません。

高野連の寶会長は1日、大阪市で開かれた理事会のあとの記者会見で、「ビデオ判定を導入するか議論している」と述べて、映像による判定を将来的に高校野球で導入するかどうか議論していることを明らかにしました。

そのうえで「今は賛否半々と聞いている。高校野球でそこまでしないといけないのかというのも分かる一方で、毎日の努力の結果が判定で残念な気持ちになるのを解消しないといけないというのもある」と述べました。

甲子園での大会だけで導入するか、地方大会でも行うのかなどを含めて議論を行っているということで、高野連の事務局は「いろいろなところから意見をもらっているような状況で、今のところではまだどうなるか全く決まっていない」としています。