日大アメフト部 廃部方針 理事会で結論出ず 継続審議に

日本大学はアメリカンフットボール部の薬物事件を受けて廃部とする方針について理事会で話し合いましたが、12月1日は結論が出ず継続審議となりました。

日本大学アメリカンフットボール部の薬物事件をめぐってはこれまでに部員3人が逮捕され、1日に新たに3年生の部員が大麻とみられる違法薬物を所持したとして麻薬特例法違反の疑いで書類送検されました。

こうした中、11月28日に開かれた大学の競技スポーツ運営委員会でアメリカンフットボール部を廃部とする方針が示され、これについて大学は1日に理事会で話し合いました。

しかし、1日は結論が出ず継続審議となったということです。

廃部について大学は、理事会での議論を経て学長が正式に決定するとしています。

また、大学が11月30日に文部科学省に提出した今後の対応方針では、廃部に伴って学生や入部希望の新入生に不利益が生じないように対策を講じることを継続して話し合っていくとしています。

大学はこうした方針について、4日に林真理子 理事長らが出席して会見を開き説明するとしています。

一方、廃部の判断をめぐっては現役部員13人が方針の撤回を求めて180人分の署名を添えた要望書を大学に提出するなどの動きが出ていました。