年末にかけ違法薬物の密輸増えるおそれ 東京税関が特別警戒

輸入貨物や海外からの入国者が増える年末にかけて覚醒剤などの違法薬物の密輸が増えるおそれがあることから、東京税関は1日から年末特別警戒として貨物検査などの態勢を強化しています。

1日、東京 大田区の羽田空港で行われた出陣式では東京税関の源新英明税関長が「総力を挙げて取締りを強化し、水際対策に万全を期してほしい」と訓示しました。

このあと税関の職員が、海外から入国する人たちの手荷物の中に違法薬物などが隠されていないか確認したり、麻薬探知犬が違法薬物を探したりする様子が公開されました。

東京税関によりますと、ことし1月から9月末までに管内で押収された覚醒剤などの違法薬物の量はおよそ1.5トンで、過去最多だった2019年の1.8トン余りに迫る勢いだということです。

去年の年末には、プレゼント用のおもちゃの小さな車が入った箱を二重底にして、薬物を密輸しようとしたケースなどが確認されていて、東京税関は1日から貨物検査などを行う職員を増やし警戒を強化しています。

東京税関の宇佐美忍監視部長は「年末の時期を狙った薬物などの密輸に警戒を強めている。密輸の摘発につながる情報があればぜひ連絡してほしい」と話しています。