ロシア 性的マイノリティー支援運動関係者の国内活動禁止に

ロシアの最高裁判所は性的マイノリティーの人たちを支援する国際的な運動の関係者を「過激派」と認定し、ロシア国内での活動を禁止しました。プーチン政権が締めつけを強化する動きとみられ、国連は懸念を強めています。

ロシアの最高裁判所は先月30日、性的マイノリティーの人たちを支援する国際的な運動の関係者を「過激派」と認定し、ロシア国内で活動することを禁止する決定を出しました。

ロシアのインターファクス通信は「性的マイノリティーについて関心を呼び起こしたり、活動に関与したりすることを確実に禁止するのが目的だ」と伝えています。

ロシアで来年3月に行われる予定の大統領選挙に立候補するとみられるプーチン大統領は、伝統的な価値観の重要性を訴えて選挙活動を行うという見方が出ています。

今回の決定はこれを前に、性的マイノリティーの人たちへの締めつけを強化する動きとみられます。

ロシアでは去年、法律の改正で同性愛に関する情報の発信や公共の場での活動が規制の対象となるなど、多様性を排除する動きが強まっています。

国連人権高等弁務官事務所のシャムダサーニ報道官は30日、ロイター通信のインタビューで、「基本的人権のさらなる抑圧だ」と非難した上で、「何が国際的な運動と定義されるのかも不明確で、悪用される可能性がある」と強い懸念を示しました。