オスプレイ墜落 機体の一部か 屋久島空港沖の海底で反応

アメリカ軍の輸送機「オスプレイ」が鹿児島県の屋久島沖に墜落した事故で、第10管区海上保安本部によりますと、屋久島空港の沖合およそ1.2キロの海底の複数の場所で、機体の一部の可能性がある反応が確認されたということです。

海上保安本部はこの海域を重点的に捜索し、残る7人の乗員と機体の発見を急ぐことにしています。

11月29日、アメリカ空軍の輸送機「オスプレイ」が屋久島沖に墜落した事故では、乗員8人のうち、これまでに1人の死亡が確認されましたが、残る7人の行方は分かっていません。

第10管区海上保安本部は24時間態勢で巡視船などによる捜索を続けていて、11月30日は音波を出して、その反射で海底の様子を確認する装置を投入して詳しく調べました。

その結果、屋久島空港の沖合およそ1.2キロ地点にある、水深およそ30メートルの海底の複数の場所で、機体の一部の可能性がある反応が確認されたということです。

このうち、1か所については、11月30日夕方、ダイバーが海底に潜って捜索に当たりましたが、手がかりは得られなかったということで、海上保安本部は12月1日も、現場の気象状況を見ながらこの海域を重点的に捜索し、残る7人の乗員と機体の発見を急ぐことにしています。