社会

看護師などの冬のボーナス “去年比で3割超の組合で引き下げ”

医療機関で働く看護師などのこの冬のボーナスについて労働組合が調査した結果、3割以上の組合で去年より引き下げられたことが分かりました。労働組合は「看護師不足に拍車がかかり、医療現場の崩壊につながりかねない」と指摘しています。

日本医労連=日本医療労働組合連合会は、加盟する看護師などで作る労働組合を対象にこの冬のボーナスについて調査し、1日昼までに回答があった318の組合の状況をまとめ記者会見を開きました。

それによりますとこのうちの113組合、率にして36%で去年より引き下げられていて、そのうちの3割近くがおよそ10万円の大幅な引き下げだということです。

最も影響が大きい組合では、去年からの引き下げ額は1人当たりの平均で25万円ほどになるということです。

引き下げの回答が相次ぐ理由について、新型コロナ以降、外来や入院の患者数が減少した状態が続いているうえ、コロナに伴う補助金などが縮小することなどで今後の経営悪化を懸念する医療機関が多いことをあげています。

日本医療労働組合連合会の森田進書記長は「こうした状況では、看護師不足に拍車がかかり医療崩壊の可能性も出ている。診療報酬の改定がないとケア労働者の待遇改善や人員を増やすこともできない」と話しています。

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