ガザ地区戦闘休止 ハマス側が解放した人質のタイ人17人が帰国

イスラエルとイスラム組織ハマスによるガザ地区での戦闘休止にあわせて
ハマス側が解放した人質のうち、17人のタイ人が30日、タイに帰国しました。

イスラエルとガザ地区を実効支配するハマスは11月24日から戦闘を休止し、ハマス側が人質を段階的に解放していて、これまでに解放された人質のうち、23人がイスラエルで農業などに従事していたタイ人です。

解放された23人のうち、17人のタイ人が30日午後、タイのパーンプリー外相とともにバンコク近郊の空港に到着しました。

17人はいずれも疲れた様子で、空港で取材に応じた女性は「解放に向けて働きかけてくれたすべての関係者に感謝します」と、涙を浮かべながら話していました。

タイに帰国した17人はこのあと、それぞれ自宅などに帰ることになっています。

タイ政府によりますと、パレスチナのガザ地区で拘束されたタイ人のうち、今も9人が人質になっているということで、タイ政府は全員の解放に向けて働きかけを続けることにしています。