新型コロナ ワクチン接種直後に女性死亡 遺族が市を提訴 愛知

去年、愛知県愛西市の集団接種会場で、新型コロナウイルスのワクチン接種を受けた女性が接種直後に死亡した問題で、女性の遺族が30日愛西市に対し、4500万円余りの損害賠償を求める訴えを起こしました。

名古屋地方裁判所に訴えを起こしたのは去年11月、愛知県愛西市の集団接種会場で、新型コロナワクチンの接種を受けた直後に息苦しさを訴え、容体が急変して死亡した飯岡綾乃さん(当時42)の夫の英治さんです。

訴状によりますと、綾乃さんが接種を受けた当時
▽現場の医師が重いアレルギー反応のアナフィラキシーを起こした可能性を疑わず、治療薬のアドレナリンを投与しなかったことや
▽看護師が容体の変化を正確に医師に報告しなかったことが死亡につながったとして、愛西市に対し、4500万円余りの損害賠償を求めています。

この問題で、愛西市がことし9月に公表した専門家による「医療事故調査委員会」の報告書では、「早期にアドレナリンが投与された場合、救命できた可能性を否定できず、投与されなかったことの影響は大きい」などと指摘されています。

夫の英治さんは30日の提訴後の会見で、「妻への思いは変わらない。愛西市には改めて遺族と妻に対する謝罪と関係者全員からの説明を求めていきたい」と話していました。

一方、愛西市は「訴状が届いていないのでコメントを差し控えさせていただきます」としています。