米バイデン大統領 核兵器発射の際に使うカバンめぐり冗談か

アメリカのバイデン大統領に同行していた記者によりますと、バイデン大統領は29日、西部コロラド州にある風力発電の関連企業を視察した際、核兵器を発射する際に使う通信機器などが収められたカバンについて言及し「世界を吹き飛ばす暗号が入っている」と述べたということです。

このカバンは軍の最高司令官であるアメリカ大統領が移動する際、随行する軍の将校が必ず持ち歩くことになっています。

同行していた記者は「バイデン大統領が『核のフットボール』とも呼ばれるカバンについて冗談を言ったとみられる」としています。

バイデン大統領の発言の真意についてのNHKからの問い合わせに、ホワイトハウスはこれまでのところ返答していません。