立民 泉代表 就任2年 次の衆院選挙へ野党間の連携強化が課題に

立憲民主党の泉代表は就任から30日で2年です。次の衆議院選挙に向けて野党間で候補者調整を含め連携強化を図れるかが課題となります。

立憲民主党の泉代表は、おととしの衆議院選挙後に行われた代表選挙で枝野前代表の後任として選ばれ、30日で2年となります。

この間、去年の参議院選挙では議席を減らした一方、先月行われた参議院徳島高知選挙区の補欠選挙では野党側が議席を獲得するなどしました。

泉氏は29日、記者団に対し「厳しい道のりだったが、徐々に結果が出るようになってきている。残り1年の任期の間に衆議院選挙が行われることが十分予想されるので、目標としている150議席獲得を達成するため全力を尽くしていきたい」と述べました。

泉氏は残る代表任期で、次の衆議院選挙に向けて200人以上の擁立を目指すとともに、野党間で候補者調整を進めたい考えです。

ただ、候補者の一本化について、日本維新の会や国民民主党は否定的です。

また、今回の補正予算の採決では、立憲民主党と共産党が反対した一方、日本維新の会と国民民主党は賛成するなど、立場の違いも浮き彫りになっています。

このため泉氏としては、次の衆議院選挙に向けて野党間で候補者調整を含め連携強化を図れるかが課題となります。