107歳で現役の理容師 長寿の秘けつは? 大学教授が調査

107歳で現役の理容師として活躍している栃木県の女性の自宅を大学の研究者が訪れ、長生きの秘けつを探る調査が行われました。

栃木県那珂川町に住む箱石シツイさんは、107歳となった今も現役の理容師として活躍しています。

29日は、健康や長寿の研究をしている慶應義塾大学の新井康通 教授が、長生きの秘けつを調べるため箱石さんの自宅を訪ねました。

はじめに、新井教授がふだんの運動や生活について質問し、箱石さんは「毎日500歩、歩いています。洗濯など身のまわりのことも自分でしています」などと答えました。

このあと、血圧の測定や心電図の検査なども行われました。

新井教授は、全国の100歳以上のお年寄りを訪ねて同じような調査をしていて、調査結果は健康で長生きできる要因を探る研究などに生かされるということです。

調査のあと、新井教授は「お元気でびっくりしました。100歳以上でも健康でいられる要因を明らかにすることで、人々の健康寿命を延ばすことに役立てていきたい」と話していました。

箱石さんは「調査でよい結果が出たら、皆さんにもまねをしてもらいたいです」と話していました。