岸田首相 30日からUAE訪問へ 「COP28」出席のため

政府は、岸田総理大臣が、30日からUAE=アラブ首長国連邦で開かれる国連の気候変動対策の会議「COP28」に出席するため、現地を訪問することを明らかにしました。

「COP28」は11月30日から12月中旬まで、議長国のUAEのドバイで開かれる予定で、気候変動対策をめぐって、各国の首脳らによる議論が行われます。

松野官房長官は午前の記者会見で、UAEの招待に応じて、岸田総理大臣も会議に出席するため、現地を訪問することを明らかにしました。

岸田総理大臣としては、気候変動への対応で各国の立場に隔たりがある中、脱炭素社会の実現に向けた日本の取り組みを説明したうえで、対策推進に向けた協調を呼びかけたい考えです。

また、イスラエル・パレスチナ情勢を含め、国際社会が厳しい状況に直面していることも踏まえ、会議に出席する首脳との個別の会談も調整しています。

一方、松野官房長官は、ドバイ訪問に合わせて、イスラエルを訪れる可能性を記者団に問われ、「予定されていない」と述べました。