大リーグ FAの前田健太 タイガースと2年契約 球団が発表

大リーグ、ツインズからFA=フリーエージェントになっていた前田健太投手がタイガースと2年契約を結んだと28日、球団が発表しました。

前田投手は、おととし受けた右ひじのトミー・ジョン手術から今シーズン復帰し、21試合に登板して6勝8敗、防御率4.23の成績でした。

2016年にドジャースに移籍した際に結んだ8年契約がこのオフ終了して自身初のFAとなっていましたがツインズと同じアメリカンリーグ中部地区のタイガースに移籍することになりました。

球団によりますと契約は2年で総額は2400万ドル、日本円でおよそ35億3000万円にのぼり、来シーズンは年俸1400万ドル、再来年のシーズンは年俸1000万ドルの契約になるということです。

前田投手は今シーズンまでの8年契約では活躍に応じた出来高が重視され、基本の年俸は300万ドルあまりに抑えられていましたが、今回、FAになったことで大幅な年俸アップとなりました。

前田投手が加入するタイガースは今シーズン、地区2位だったものの78勝84敗と負け越し、プレーオフには2015年から9年連続で進出していません。

エンジェルスと並んで大リーグで最も長くプレーオフから遠ざかっているチームですが、若手を中心としたメンバーで巻き返しを図っていて、先発ローテーションの一角を経験豊富な前田投手に託す見込みです。

ここまで日米通算で162勝を挙げている前田投手は先月、「僕も来年36歳なのであと10年も20年もできるわけではない。ひじは新しくなったのであと5年以上は投げられると思うし、日米通算200勝という目標もある」と話していて、大リーグで3球団目となる新天地でどこまで目標に近づけるか注目されます。