ロシア側犠牲者増か ウクライナ東部へ攻勢強めているとの見方

ウクライナへの侵攻を続けるロシア軍は1日あたり900人以上の死傷者を出しているという見方が出ていて、東部ドネツク州のウクライナ側の拠点を掌握しようと犠牲をいとわず、いっそう攻勢を強めていることがうかがえます。

ロシア軍はウクライナ東部ドネツク州の州都ドネツクに近い、ウクライナ側の拠点アウディーイウカの掌握をねらって10月以降、攻勢を強めています。

アメリカのシンクタンク「戦争研究所」は26日、ロシア軍の部隊がアウディーイウカの北西や南東の郊外で前進したことが映像から確認できるという見方を示し、本格的な冬を迎えた中でもウクライナ軍との激しい戦闘が続いているとみられます。

イギリス国防省は27日、ウクライナ軍の参謀本部が、ロシア側の犠牲者は11月になって、1日あたり930人を超えていると発表したことについて「死者とけが人を合わせた数字だとすれば、信ぴょう性は高い」と指摘しました。

そしてロシア軍は過去6週間、これまでで最も多くの犠牲者を出しているとした上で「アウディーイウカへの攻撃が大きな要因だ」と分析し、ロシア軍が兵士の犠牲をいとわず、いっそう攻勢を強めていることがうかがえます。

一方、ロシア軍が無人機攻撃を繰り返す中、ウクライナ空軍の報道官は地元メディアに対して、ロシア側がレーダーによる探知を難しくし、色も黒い素材を用いた無人機を夜間の攻撃に使ってきたと述べ、警戒を強めています。