東京 江東区 区議選で議員も SNSの有料広告で投票呼びかけ

日本維新の会に所属する東京 江東区の区議会議員が、ことし4月の区議会議員選挙の期間中、SNSに自身への投票を呼びかける有料広告を出していたことがわかりました。

江東区議会議員の千田昌寛 氏は、ことし4月の江東区議会議員選挙に日本維新の会から立候補して当選しましたが、東京維新の会によりますと、告示日からフェイスブックに自身への投票を呼びかけるおよそ70秒の有料広告を出していたということです。

公職選挙法は、選挙期間中にインターネット上の有料広告で候補者名などを表示して選挙運動を行うことを禁じていて、外部からの指摘を受けて告示翌日に広告を停止したとしています。

再生回数は1000回から2000回とみられ、広告費用は7000円ほどだったということです。

政党の聞き取りに千田氏は「違反であるという認識はなかった」としていて、いきさつを警視庁にも説明したとしています。

東京維新の会は「司法の判断を待って厳格に対処します。支援者に心配をかけ心よりおわび申し上げます」とコメントしています。

江東区では、同時に行われた区長選挙をめぐっても、木村弥生 前区長がYouTubeに有料広告を出していたことが明らかになり、その後、辞職しています。