“副知事 島耕作”の執務室を公開 佐賀県がコラボで情報発信

佐賀県は人気ビジネス漫画の「島耕作」シリーズとコラボレーションして情報発信を行うことになり、佐賀県庁では新たに“副知事”に任命された主人公の島氏の“執務室”の公開が始まりました。

「島耕作」シリーズは、ことしで連載40年を迎え、累計発行部数4700万部を超える人気漫画です。

佐賀県は、この漫画とコラボレーションを行って、佐賀出身の大隈重信が創設した早稲田大学の卒業生という島氏が、長年勤めた大手家電メーカーを離れ、副知事の仕事を引き受けたという設定で、スポーツビジネスや半導体産業など県の政策の情報発信を担ってもらうことにしています。

県庁旧館の2階には島氏の“執務室”が設けられ、27日から期間限定で一般公開されています。

執務室で島氏は、アニメーションで動くモニター上で、ビジネスマンの経験を生かして行政を担う意気込みや、佐賀の魅力などを発信しています。

また、新たな書き下ろしを含めた複製原画11点が展示されているほか、ことしで76歳を迎える島氏の半生と、佐賀県の歴史を紹介する年表も設置され、それぞれの歩みを知ることができます。

県広報広聴課の柴田晃典係長は「島副知事の仕事ぶりを見ることができるめずらしい機会なので、ぜひ多くの人に会いに来てほしい」と話していました。

この執務室は12月19日まで公開されています。