米原子力空母が参加して日米韓が海上共同訓練 連携強化を強調

韓国軍はアメリカの原子力空母が参加した日米韓3か国による海上の共同訓練を実施したと発表しました。北朝鮮による核・ミサイルの脅威が高まる中で3か国の連携を強化していくと強調しています。

韓国海軍によりますと、訓練は韓国南部にあるチェジュ(済州)島南東の公海上で26日に実施され、アメリカの原子力空母「カール・ビンソン」のほか、海上自衛隊と韓国海軍の艦艇が参加しました。

北朝鮮によるミサイル発射などを想定した防空訓練だとしていて、韓国海軍は「北による軍事偵察衛星打ち上げや、ことし7月の新型無人機の公開など、空からの脅威が増す中で実施した」としています。

「カール・ビンソン」は、11月21日に韓国南東部のプサン(釜山)に入港したあと、共同訓練に参加していて、日米韓3か国は、今回の訓練を通じて安全保障協力をさらに進める姿勢を示した形です。

韓国海軍は「北の核・ミサイルの脅威が高度化する中で、3か国の緊密な協力と作戦遂行能力を強化するために訓練を実施した」と強調しています。