“全国高専ロボコン” 学生たちが工夫凝らし技術力を競う

「全国高等専門学校ロボットコンテスト」が26日、東京 両国の国技館で開かれ、学生たちが工夫を凝らしたロボットで技術力を競いました。

この大会は全国の高等専門学校やNHKが毎年開いていて、会場の国技館には全国124チームの中から地区大会を勝ち抜くなどした27チームが集まりました。

競技は「もぎもぎ!フルーツGOラウンド」をテーマに、2分半の制限時間でロボットを操作して、障害物を乗り越えて進み、高い場所からつるされたフルーツに見立てたボールを獲得するアイデアを競います。

会場では車輪で障害物の段差を乗り越えるロボットや、高い車体で一斉にフルーツを取るロボットの動きに多くの歓声が送られました。

決勝戦では、コンパクトな車体で素早く動き、アームを伸ばしてたくさんのフルーツを獲得した大阪公大高専が、熊本高専八代キャンパスを破って優勝しました。

また、最も優れたアイデアに贈られる「ロボコン大賞」は、2つのアームでフルーツをもぎとる工夫をみせた長岡高専が受賞しました。

表彰式で長岡高専チームリーダーの石川颯汰さんは「すごくうれしいです。応援してくれたチームメイトやOBに感謝を伝えたいです」と話していました。

大会のもようは、総合テレビで12月17日の午後1時50分から放送される予定です。