岸田首相 “日朝首脳会談 早期実現に向けた働きかけ強める”

北朝鮮による拉致被害者の家族らが開いた集会で、岸田総理大臣は「すべての拉致被害者の1日も早い帰国の実現へ全力で果断に取り組む」と述べ、日朝首脳会談の早期実現に向けた働きかけをいっそう強めていくと強調しました。

この中で岸田総理大臣は「拉致被害者のご家族も高齢となり、時間的制約のある拉致問題はひとときもゆるがせにできない人道問題だと発言してから1年が過ぎた。国民の間に差し迫った思いが強まっており、すべての拉致被害者の1日も早い帰国を実現すべく、全力で果断に取り組む」と述べました。

そのうえで、「一瞬たりともむだにせず、今こそ大胆に現状を変えていかなければならない。そのためには私自身、わが国自身が主体的に動き、トップどうしの関係を構築していくことが極めて重要だ」と述べ、日朝首脳会談の早期実現に向けた働きかけをいっそう強めていくと強調しました。

そして、「お互いが大局観に基づき、あらゆる障害を乗り越え、地域や国際社会の平和と安定に向けて、ともに決断していくことを呼びかけたい」と述べました。