大相撲九州場所 千秋楽見どころ 単独トップ霧島 貴景勝と対戦

大相撲九州場所は千秋楽を迎え、2敗で単独トップに立つ大関 霧島は結びの一番で、貴景勝との大関どうしの対戦が組まれました。

九州場所は14日目の25日、霧島が平幕の21歳、熱海富士との2敗どうしの一番を制して単独トップに立ち、熱海富士が3敗で追う展開となりました。

千秋楽の26日は、先に熱海富士が関脇 琴ノ若と、結びの一番で霧島が大関 貴景勝と対戦します。

熱海富士が敗れれば、この時点で、霧島のことしの春場所以来となる2回目の優勝が決まります。

熱海富士が勝った場合、霧島は勝てば優勝、敗れれば2人による優勝決定戦に持ち込まれます。

霧島は貴景勝に対しては過去7勝8敗で、大関に昇進してからは初めての対戦です。

霧島としては相手の突き押しにひるまずに、押し返しながらまわしを引き、得意の四つに組んで攻めることができれば勝機が生まれます。

貴景勝は素早い動きが持ち味の霧島を正面に置きながら、テンポ良く突き放して攻めきりたいところです。

熱海富士は同じ右四つを得意とする琴ノ若と初顔合わせの一番で、どちらが先にまわしを取って有利な体勢に持ち込めるか、立ち合いが鍵になりそうです。

熱海富士が逆転で初優勝となれば、初土俵から19場所目での快挙となり、年6場所制が定着した昭和33年以降では、幕下と三段目の付け出しの力士を除いて最も早い記録となります。