米軍 北朝鮮の“衛星”に管理番号 地球の周回軌道進入と判断か

アメリカ軍は、北朝鮮が打ち上げに成功したとする軍事偵察衛星だとする物体に対して、人工衛星などを管理するための番号を割り当てました。韓国軍と同じく、アメリカ軍としても地球の周回軌道に入ったと判断したものとみられます。

アメリカ宇宙軍が運営する人工衛星の追跡サイト「スペーストラック」は24日までに、北朝鮮が今月21日打ち上げに初めて成功したとする軍事偵察衛星「マルリギョン1号」について衛星番号を割り当てました。

衛星番号はアメリカ軍が人工衛星などの物体を管理するために割りふっているものです。

それによりますと衛星番号は「58400」で、地球1周にかかる時間はおよそ1時間半だとしています。

アメリカ国防総省は21日、衛星が正確に軌道に進入したかどうかについて「分析中だ」としていました。

その後、韓国軍の合同参謀本部は22日、地球の周回軌道に入ったとの見方を明らかにしており、アメリカ軍としても同じく軌道に入ったと判断したものとみられます。

アメリカ軍は今後、韓国軍や関連機関とともに、衛星として機能しているかどうかや、どのような性能を保有しているのかなど分析するものとみられます。